​ご挨拶

「ふつうってなんだろう」

幼少期をインドで、小学校をフランスで過ごした私は、
日本で求められる「ふつう」が、海外から見ると全然ふつうではないということを、

幼心にも実感しながら育ちました。

ところが、ADHD(注意欠陥・多動症)やLD(学習障害)の影響もあり、

高校で勉強につまづいてしまいます。
3年間カーテンにくるまって過ごし、大学受験にも失敗してしまい、
不全感を抱えながら過ごす日々が続きました。

一浪を経て、なんとか入学した大学で、臨床心理の面白さに目覚めました。
臨床を通じて目の前の人が変化していく様子に、人の潜在的な可能性を感じたのです。

その中で、今までは弱点だと思っていた自分の不注意傾向が、

逆に言えばさまざまなことに気づけるという、
臨床におけるアドバンテージにもなるということに気づきました。

自分と同じように発達の偏りのある方にも、多く出会いました。
社会の「ふつう」のものさしに適合せず、自信を失いかけている方ばかり。
けれどもそこで気づいたのは、発達に偏りがあるということは、

逆に宝のように高い部分もあるということです。

このような方に必要なのは、苦手を克服して「ふつう」に寄せることではなく、
持って生まれた特性を精緻に理解し、生かし方を考えることではないか。
そこから、発達専門の心理サービスに力を入れるようになりました。

例えばある方は、挨拶や雑談ができないことから職場になじめずにいましたが、
プログラミングの腕を生かし、成果重視のIT企業に転職され、生き生きと働いています。

発達障害と言われる方だけでなく、すべての人の発達には、個人差があります。


発達障害と呼ばれる現象を「障害」というレッテル、つまり能力の欠如や優劣で考えるのではなく、
すべての人の発達特性を理解し、お互いに尊重するという考え方を、

ニューロダイバーシティ(脳・神経の多様性)と呼びます。

FromUでは、このニューロダイバーシティの考え方を重んじ、

あなたがよりあなたらしく生きられるようになるためのお手伝いをします。

まずはお気軽に、ご相談ください。

​臨床心理オフィスFromU 代表 沢 哲司

DSC09387.jpg

沢 哲司 Tetsuji Sawa

医学博士 臨床心理士/公認心理師 大学講師

発達アセスメント専門の心理士および大学教員。神経心理学的発達アセスメントで医学博士を取得し、自身も発達障害(ADHD/LD)の診断を受けている。専門的な知見と当事者目線の両側面から、クライエントの苦手なことを無理に矯正するのではなく、能力の偏りを自分で理解し、活用できるようになるための、心理療法を得意とする。

【経歴】

1984年東京都出身。

幼少期をインドとフランスで過ごし、日本の画一的な教育や社会システムに疑問を持ちながら育つ。浪人を経て大学に入学し、心理学を専攻。

臨床心理の面白さに目覚め、神経心理学的発達アセスメントで医学博士を取得。

以来、複数の病院や保健所での心理職、10校以上の小・中学校および高校でのスクールカウンセラー、就労支援ベンチャー企業での従業員の能力開発コンサルタントに従事する。

現場での臨床経験と並行し、北里大学を始め5つの大学院・大学で大学講師を歴任。

述べ500名以上の学生に臨床心理を教える。

2019年に臨床心理オフィスFromUを開業。

【講演歴】

発達障害やアンガーマネジメント、ペアレント・トレーニングなどのテーマで、保護者や教員、児童精神科医療現場や特別支援員、一般企業を対象とした講演多数。